【ネタバレ】『ストレイ 悲しみの化身』あらすじを起承転結で解説

この記事では、映画『ストレイ 悲しみの化身』を観た筆者が、映画『ストレイ 悲しみの化身』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。

【ネタバレ】映画『ストレイ 悲しみの化身』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!

映画『ストレイ 悲しみの化身』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。この先、物語(ストーリー)の最後(結末・ラスト)までのネタバレが書かれているためご注意ください。

起(導入):失った我が子、そして“何か”との出会い

2016年、ロシア・モスクワ。外科医イゴールと教師ポリーナ夫妻は、6歳の息子ヴァーニャを失った。遺体確認もできず、喪失感に苦しむ中で3年後、孤児を養子に迎えようと田舎の施設を訪れる。そこで出会ったのは、謎の過去を持つ“赤い服の少年”。孤児院でも「悪魔」と恐れられた彼を、ポリーナはなぜか強く引き寄せられ、自らの子として迎え入れたいと願うようになる。

承(展開):愛と喪失の影で育まれる“新しい家族”

ポリーナは少年を“ヴァーニャ”と呼び始め、夫イゴールの反対を押し切り養子縁組を進める。少年は次第にポリーナになつき始めるが、一方で動物を殺したり、他の子どもに重傷を負わせたりと、異常な兆候が次々と現れる。やがて“ヴァーニャ”が描く絵や外見が、失われた実子と酷似していることにイゴールも気付き始め、ポリーナは完全に「この子こそが我が子」だと信じるようになっていく。

転(転換):侵食される日常、暴かれる“それ”の正体

“ヴァーニャ”は周囲に災いをもたらし始め、胎児の死や不可解な事故が続発。イゴールは彼の素性を探る中で、20年前に火災から救出された“年を取らない少年”の記録にたどり着き、“ヴァーニャ”の正体が**姿を変えて人間に取り憑く邪悪な存在=“それ”**であることを突き止める。ペーチャ夫妻が息子ヴァーニャを殺した真相、妻ポリーナの死、そして“それ”が“愛する者の姿を借りて近づいてくる存在”であることが明らかになっていく。

結(結末):人間の弱さに取り憑く“それ”との果てなき共生

イゴールは“それ”を捕らえ幽閉するが、自らの愛情を試すように化け続ける“それ”の姿に苦しむ。「人の愛と喪失が“それ”を呼ぶ」──イシドラの言葉どおり、“それ”はイゴールの心の隙に入り込んでいた。全てを失ったイゴールは人里離れた別荘で孤独に生きることを選び、やがて彼のそばには**亡き妻ポリーナの姿を模した“それ”**が寄り添っていた。
人の哀しみが消えない限り、“それ”もまた存在し続ける──。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『ホラーズシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『MIHOシネマ』の編集長も兼任しています。

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