この記事では、映画『ホラー・シネマ・パラダイス』を観た筆者が、映画『ホラー・シネマ・パラダイス』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『ホラー・シネマ・パラダイス』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):父の遺志を継ぐ娘と、封印された狂気の記憶
幼少期に舞台で感電事故に遭ったデボラは、大人になり父の遺したヴィクトリア劇場を守りながら、夜はホラー映画を上映していた。ある日、母テニスが劇場を売るよう迫るが、デボラは逆上し、ついに母を殺害してしまう。そして、その殺人映像が誤って上映されてしまうが、観客の熱狂的反応を受け、彼女の中の「何か」が覚醒する。
承(展開):現実の殺人が映画になるシアター
殺人を“自主映画”として上映することを思いついたデボラは、問題のある観客をターゲットに、映写技師トウィグスとともに連続殺人を開始。劇場は口コミで話題になり、殺害映像をフィクションと信じる観客が次第に増加。高校生スティーブンはこの流れを危険視しつつも、映画に惹かれていた。
転(転換):仲間を加え、殺戮は組織化される
デボラは殺人チームとして元精神病患者や浮浪者を仲間に加え、ますます大胆な行動に出る。観客の一人クレアを始め、図書館の上司エヴァリンなどを次々と殺害。スティーブンの友人ジュディも劇場の裏側を探って監禁される。スティーブンは劇場への疑念を強めるが、周囲には信じてもらえない。
結(結末):暴かれる真実、幕を下ろす血の演目
ついにスティーブンは警察とともに劇場へ乗り込み、観客に毒が盛られていることを警告するも信じてもらえない。映画『殺人と平和』が上映される中、劇場は閉ざされ、観客たちは次々と倒れる。スティーブンは屋根裏でジュディを救出、ついに母を人質に取るデボラと対峙する。スティーブンの言葉に動揺したデボラは、母に刺され、自身はスティーブンに屋上から突き落とされて死亡。
最後にスティーブンは「彼女の映画は上映されるべきではない、彼女はフィルムの中だけで生き続ける」と語り、血に染まった映画館の幕が閉じる。
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