この記事では、映画『ノクターン』を観た筆者が、映画『ノクターン』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『ノクターン』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):姉の影でくすぶる才能
内向的な音楽学生ジュリエットは、才能に恵まれた双子の姉ヴィヴィアンに劣等感を抱きながら過ごしていた。ある日、有望な生徒モイラの自殺により演奏会のソリスト枠が空き、ジュリエットは姉と同じ曲で挑戦を決意。モイラの遺品から「悪魔のトリル」と奇妙なノートを発見し、そこに書かれた“成功へ導く6つの手順”に惹かれていく。
承(展開):嫉妬と不穏な代償
オーディションで姉を凌ぐ演奏を見せたジュリエットだったが、選ばれたのはヴィヴィアンだった。周囲への不満を募らせたジュリエットは、恩師に反発して彼を職から追いやり、姉の担当教師キャスクに師事する。次第に彼女の周囲では、ノートに記された手順通りに不気味な出来事が起こりはじめる。
転(転換):転落と罪、そして支配されていく心
姉の恋人と関係を持ち、喧嘩の末ヴィヴィアンを事故で怪我させたジュリエットは、代役として発表会に出ることに。不気味な偶然と成功への欲望に導かれ、彼女はノートの呪いに取り込まれていく。だが心の奥底には、「自分の力で評価されたい」という純粋な欲求もあった。
結(結末):偽りの栄光と犠牲
ついにノートの「第6の手順:犠牲」が現れた夜、ジュリエットは演奏会当日に極度のプレッシャーと幻覚に襲われる。舞台に立つも演奏できず、幻の栄光を見たまま屋上から飛び降り命を絶つ。彼女が望んだ“喝采を浴びる自分”は、現実ではなく死の直前に見た幻想だった。
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