この記事では、映画『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』を観た筆者が、映画『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):
ホームパーティーでの不可解な殺傷事件をきっかけに、舞台はアデレードへ。母を亡くし喪失感を抱える女子高生ミアは、親友ジェイドやその弟ライリーと過ごすことが心の支えだった。
SNSで話題の「憑依チャレンジ」というゲームにミアが参加し、防腐処理された“霊媒師の手”を用いて死者と交信。90秒のルールを少し破ったミアは、初めて死者の霊を体験することになる。
承(展開):
次第にゲームにのめり込む若者たち。ライリーも興味本位で参加するが、憑依された霊がミアの亡き母・レアだと感じたミアは、時間制限を無視して交信を続けてしまう。
結果、ライリーは霊に取り憑かれ自傷行為に走り重傷を負う。ミアはライリーの母スーやジェイドから非難され孤立、さらにレアの霊が頻繁に現れるようになる。
現実と幻覚の境界が曖昧になっていく中、ミアは“母の死の真実”と向き合うことになる。
転(転換):
霊媒師の手の出どころを探る中、過去の事件の関係者から「霊は長く憑依し続けると弱まる」と聞かされるが、ミアは待てず自らが憑依を試みる。
ライリーが「辺獄」と呼ばれる地獄のような場所で苦しんでいることを知ったミアは、母の霊に導かれ「ライリーを救うには死が必要」と信じ込まされていく。
その結果、実父マックスを刺殺し、ライリーも殺そうと病院へ向かう。だが最後の一瞬で迷いが生じ、ミアはライリーを手放し、自ら車に轢かれるという道を選ぶ。
結(結末):
気づけばミアは、生者の世界から誰にも気づかれない存在になっていた。自身が死んで霊となったことを理解し、憑依チャレンジに興じる別の人々の前に現れる。
手を差し伸べられ、ミアもまた**“憑依される側”の霊**として新たなチャレンジに参加する存在となっていた。
ゲームは終わらない。死者と生者の境界は今も、誰かの手の中に存在している――。
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