この記事では、映画『メイド 冥土』を観た筆者が、映画『メイド 冥土』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『メイド 冥土』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):異国での新生活と不穏な影
18歳のフィリピン人女性ローサは、出稼ぎ先のシンガポールで、テオ夫妻のもとに住み込みのメイドとして雇われる。彼女は、7月の「冥界の門が開く時期」に霊が現れるという中国の風習を聞かされ、不安を抱きながらも、知的障害のある一人息子アスーンと少しずつ打ち解けていく。だが、霊供養の燃えかすに触れた日を境に、ローサの身に不可解な現象が起こり始める。
承(展開):前任者の謎と深まる恐怖
ローサは家の整理中に「エスター・サントス」という名前の手紙を見つけ、近所の女性ワティから「あなたはエスターに似ている」と言われる。エスターはかつてこの家で働いていたメイドで、失踪したと聞かされるが、ワティの話では失踪はちょうど1年前の今頃だった。霊柩車を目撃した瞬間、ワティが突如として自殺。ローサの中で、エスターの謎と恐怖が確信へと変わっていく。
転(転換):閉ざされた真実と恐るべき計画
ある日ローサは、鍵のかかった道具部屋で不審な太鼓を見つけ、中に黒く焦げた遺体を発見し気絶。目覚めた彼女は監禁され、テオ夫妻から衝撃の事実を知らされる――エスターはすでに殺され、アスーンはすでに死んでいる霊だった。夫妻は死んだ息子アスーンのために「冥界の花嫁」として、エスターに似たローサを娶らせようとしていたのだった。
結(結末):呪いからの脱出と終わらない視線
ローサは強引に霊婚の儀式を進められ、首を吊られるが、エスターの霊が現れ、夫妻に復讐。主人は炎に包まれ、夫人は逃走中にトラックに轢かれ命を落とす。辛くも生き延びたローサは空港へ向かい、故郷フィリピンへの帰路に就く。しかし彼女の背後には、テオ夫妻とアスーンの霊が未練がましく佇んでいた――まるで、呪いが終わっていないかのように。
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