この記事では、映画『ザ・リトル・ストレンジャー』を観た筆者が、映画『ザ・リトル・ストレンジャー』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『ザ・リトル・ストレンジャー』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):憧れと再会
1940年代のイギリス、医師ファラデーは、子どもの頃に一度だけ訪れ憧れを抱いた領主館「エアーズ家」に往診で訪れる。今は没落し、老女主人エアーズ夫人とその娘キャロライン、戦争で負傷した息子ロデリックだけが住む静かな屋敷。幼き日の憧憬が蘇る中、ファラデーは屋敷の一員となることを無意識に夢見ていた。
承(展開):不穏な兆しと絆の芽生え
ファラデーはロデリックに治療を施し、次第にキャロラインと親しくなる。しかしパーティーの日、少女が愛犬に襲われ、屋敷には不穏な空気が漂い始める。ロデリックの精神も不安定となり、火事騒ぎを機に施設に送られる。屋敷には目に見えぬ異変が少しずつ忍び寄っていた。
転(転換):死を呼ぶ「何か」
屋敷内でかつて死んだ姉スーザンの名前が現れ、エアーズ夫人が子供部屋で傷を負い、自ら命を絶つ。ファラデーとキャロラインは婚約するが、彼女は「この家には何かがいる」と感じ結婚を拒絶、屋敷を売って村を出ると決意。ファラデーは絶望し、キャロラインは転落死。階段の上で“何か”を見たとベティは証言する。
結(結末):館が呼ぶ声
事故か自殺か、真相は曖昧なまま。だがファラデーはキャロラインの死後も屋敷への執着を断ち切れず、誰もいなくなった荒れ果てた館を訪れる。そこには、階上から館を見下ろす、かつての“幼い自分”の幻影が――。
屋敷に取り憑かれていたのは、幽霊ではなくファラデー自身の執念だったとも解釈できる、哀しくも静かなラストが描かれる。
みんなのコメント