この記事では、映画『恐ろしき一夜』を観た筆者が、映画『恐ろしき一夜』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『恐ろしき一夜』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):禁じられた恋
幼くして母を亡くした甥は、片目に眼帯をした叔父に育てられ、深い絆で結ばれていた。やがて成長した甥には恋人ができ、彼女を「アナベル」と愛称で呼ぶ。だが、甥の自立や恋愛に嫉妬と支配欲を抱く叔父は交際に反対し、恋人を侮辱。甥は反発して家を出るも、恋人と別れを決意する。叔父も反省の兆しを見せるが、すれ違いは続く。
承(展開):凶行に走る甥
恋人との別れに傷ついた甥は、叔父の存在こそが不幸の原因だと考えるようになり、殺意を抱く。計画的に犯行を準備し、叔父を絞殺。死体はレンガ壁に塗り込めて隠すが、偶然通りかかったイタリア人に目撃され、ゆすられる羽目に。すべてを手に入れたかに見えたが、そこから罪の意識が甥を蝕み始める。
転(転換):幻覚と疑惑
叔父殺害の罪悪感から、甥は叔父の幻影に悩まされるようになり、精神が不安定に。遺産を相続するが、叔父の友人が失踪を怪しみ探偵を雇い、甥に迫る。サナトリウムで静養した甥は、地下に逃げ道のある隠れ家を準備し、探偵の動きに備えるが、幻覚と現実の境界が崩れていく。
結(結末):良心の重みと救済の夢
探偵の追及が激化し、甥は良心の呵責に負けて自白。隠れ家に逃げ込むも、逃走経路は封じられ、味方のイタリア人たちも逃亡。絶望した甥は首を吊って自殺し、駆けつけた恋人も後を追う。しかしそれは全て悪夢だった。オフィスで目を覚ました甥は、叔父が無事な現実に安堵する。そこへ恋人も現れ、叔父は二人の交際を認め、物語は赦しと再出発の象徴として幕を閉じる。
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