この記事では、映画『テリトリーズ』を観た筆者が、映画『テリトリーズ』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『テリトリーズ』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):国境を越えようとした若者たちの受難
結婚式帰りの若者5人(ジャイル、レスリー、トム、ゲイブ、ミシェル)がアメリカ国境に差し掛かる。
国境警備官サムとウォルターにより理不尽な検問を受け、アラブ系のジャイルに対する偏見や、レスリーの発言が火種となり状況は悪化。
犬の体内に麻薬があると疑われたことでゲイブが射殺され、残りの4人は拉致・監禁されてしまう。
承(展開):収容と拷問、次第に壊れていく心
4人は森の奥のゲージに収容され、焼印・裸での拘束・光と音による拷問を受ける。
トムの喘息発作、脱走未遂、再びの全裸拘束と、生存の尊厳すら奪われていく日々が続く。
サムとウォルターは、山小屋で暮らす退役軍人のコンビで、彼らの狂気は正義と使命感に基づくものだった。
そんな中、私立探偵ブローティガンが行方不明者を探しに町に現れる。
転(転換):密室の中の尋問と、外の探偵の接近
サムは若者たちを**「テロリスト」「ユダヤ人」などと決めつけた尋問を行い、情報の食い違いを探る。
信頼と命が天秤にかけられ、ミシェルが裏切りの証言をして、ジャイルが彼女の歯を抜く羽目に。
一方、ブローティガンはサムたちの山小屋を訪れ、彼らの正体や動機を探るが、明確な証拠を掴めず去る。
しかし彼は諦めず、夜に森で監禁コンテナを発見**する。
結(結末):救出の失敗と、静かに続く地獄
ブローティガンが監禁されていた若者たちを発見するが、サムたちに襲われ、殺されてしまう。
ブローティガンの死とともに、助けの希望は絶たれ、サムはコンテナに再び鍵をかける。
アメリカの「テリトリー(領域)」を侵す者への異常な正義感が暴走し、無実の若者たちは国家の影に葬られる。
ラストは、ブローティガンの娘の歌が虚しく流れる中、すべてが沈黙に包まれて幕を閉じる。
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