この記事では、映画『シスターズ(2006)』を観た筆者が、映画『シスターズ(2006)』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『シスターズ(2006)』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):秘密を抱えた診療所と双子の謎
児童病院「ズルワン診療所」で開かれた子ども向けパーティに、記者グレースは潜入するが追い出される。病院を調査していた彼女は、過去に実験で子供を死なせたとされるラカン医師に注目していた。一方、病院の元患者で助手のアンジェリークは、支配的なラカンから逃れたいと願い、手助けを申し出たウォレス医師と共に彼女のアパートへ。そこには双子の姉アナベルが同居していた。夜、ウォレスとアンジェリークが関係を持つが、その様子はラカンによって監視されていた。
承(展開):殺人と消された証拠
翌朝、アンジェリークの頭痛が悪化する中、ウォレスは殺される。殺害犯は姉アナベルだったが、監視カメラ越しに事件を見ていたグレースが警察に通報するも、現場には痕跡が残されておらず、証拠不十分で無視される。ラカンは事件を隠蔽し、アンジェリークとグレース、そして警察を翻弄する。やがてウォレスの遺体は病院に運び込まれる。
転(転換):明かされる双子の過去
グレースは独自に捜査を進め、アンジェリークとアナベルが二重体児として生まれ、分離手術を受けた双子であることを突き止める。善と悪を分け合うように生きてきたが、分離後にアナベルは死亡。しかしアンジェリークの中にアナベルの人格が潜在的に生き続けていた。グレースは次第にアナベルの精神と同化し始め、現実との境界が曖昧になっていく。
結(結末):人格の融合と崩壊
グレースは診療所に潜入するが、ラカンに捕らえられ薬を打たれ、自分がアナベルであると信じ込む。アンジェリークとともにラカンを殺害し、ラリーも始末される。アンジェリークはグレースの体に自分と同じ傷をつけ、二人を“再び一つ”にしようとする。
物語のラスト、アンジェリークと“アナベル”となったグレースは、同じ服とリボンを身につけ、庭を穏やかに散歩していた——新たな“二重体”として。
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