この記事では、映画『フリーキッチン』を観た筆者が、映画『フリーキッチン』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『フリーキッチン』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):
高校生ミツオは、味覚に優れた少年。日々、母キョウコの手料理=人肉を食べて育っている。過去、家庭内での暴力や屈辱の末に母が父と愛人を殺害した現場を目撃したミツオは、それ以降、母が人間を解体し肉料理として提供する日常を受け入れて生きていた。
承(展開):
母は冷酷に新たな“食材”を探しては人を殺し、ミツオに与える。そんな中、ミツオはいじめに遭いながらも、ペットショップの店員カナと出会い心を開き始める。カナの普通の弁当の味に感動したミツオは、次第に母の肉料理を拒むようになる。一方母は、息子との関係にひずみを感じ始める。
転(転換):
ミツオの17歳の誕生日、母はかつての友人ハヤシを食材として用意し、さらにカナまでも連れ去ってしまう。目を覚ましたミツオの目の前には気を失ったカナと狂気の母。母は「愛しているなら、食べて一つになれ」と歪んだ愛情を押しつけるが、カナが抵抗しミツオを救出。ミツオもまた、自ら母に刃を向ける決意をする。
結(結末):
ミツオとカナは共に母を殺害し、二人で誕生日パーティーを開く。カナが母の味を真似た肉の唐揚げを作り、「お母さんの味だね」と語るミツオ。しかしその後、カナの家でも同じように人肉が調理されていたことが明らかに。彼女の母親は、物語冒頭でキョウコが出会った中年女性だった。人肉食の“家庭文化”は、別の家でも脈々と続いていたのだった。
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