この記事では、映画『野良人間 獣に育てられた子どもたち』を観た筆者が、映画『野良人間 獣に育てられた子どもたち』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『野良人間 獣に育てられた子どもたち』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):山奥の焼け跡と発見されたビデオ
1987年、メキシコの山岳地帯で民家が全焼し、大人1名・子供3名の遺体と謎のビデオテープが発見される。
遺体の大人は元修道士フアン、子供の身元は不明。30年後、未解決事件を追うテレビクルーは、フアンの残したビデオと彼の過去を調査し始める。
承(展開):野生児との出会いと「教育」の始まり
かつて神学校を追われたフアンは、人里離れた山中で自給自足の生活を送る中、四足歩行の野生児を発見し保護。
この子供に“クリストバル”と名付け、人間らしくなるよう衣食住を教え、記録をビデオに収める。
その後も、儀式用に監禁されていた幼い兄妹を救出し、「アントニア」「フアン」と名付けて育て始める。
転(転換):信仰と支配が暴走する
子供3人を“神の導き”と信じたフアンは、洗礼を与え、厳格な支配と体罰を強化。
自慰や火遊びなど“禁忌”に触れた行動に過剰に反応し、檻に監禁することも。
やがて、クリストバルの放火未遂をきっかけに、地元住民に存在が発覚。
「誘拐」「監禁」「人身売買」などの憶測が飛び交い、フアンと子供たちは差別と中傷の標的となっていく。
結(結末):火災と共に消えた真実
外界と断絶したフアンは、内面の“神”にすがり、ついに奇妙な儀式を子供たちと共に始める。
停電と共に山小屋は炎に包まれ、火元は不明のまま全焼。
誰が火をつけたのか――フアンのろうそくか、クリストバルの仕業か――真相は闇に消える。
2017年現在でも地元住民は事件を語ろうとせず、事件の核心は今なお謎に包まれている。
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