この記事では、映画『グッド・シリアルキラー』を観た筆者が、映画『グッド・シリアルキラー』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『グッド・シリアルキラー』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):正義と過去を背負う男
高校のソーシャルワーカー、エヴァンは家庭に問題を抱える生徒たちに真摯に向き合っていた。自身も過去に父親から虐待を受けた経験があり、母マリーに守られて育った過去を持つ。息子の誕生を機に、エヴァンの中で「毒親は排除すべき」というゆがんだ正義が芽生えていく。
承(展開):“救済”と称した連続殺人
エヴァンは生徒たちを守るためと称して、虐待をする親や親族を次々に殺害。対象は生徒レイの父、ケリーの叔父、そしてクリスの薬物依存の父へと広がる。彼は犯行を完全犯罪として処理しながら、自分の行為を「正義の行い」として確信していた。
転(転換):明かされる母の闇と疑惑の目
しかし、病院でローレンに冷たく接した看護師キャロラインが殺害されたことで物語は別の方向に進む。実行犯はエヴァンの母マリーであり、彼女は過去に夫を含め複数の男を殺してきた殺人者だった。エヴァンも幼少期からその犯行に加担していた。一方、警察は殺人の関連性に気づき、エヴァンに疑いの目を向け始める。
結(結末):家族という名の共犯関係
クリスが父の死に疑念を抱き、エヴァンの元へ銃を持って現れるが、殺すことはできず帰される。だが妻ローレンがついに殺しに手を染め、クリスを射殺。夫と母の犯罪を知りながらも家族を守るため、罪を共有する道を選んだ。エヴァンとローレンはクリスに罪を擦り付け、事件は偽装自殺として処理される。しかし警察のオーバーストリート刑事は真実を直感しており、疑念だけが残されたまま物語は終わる。
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