この記事では、映画『BLISS ブリス』を観た筆者が、映画『BLISS ブリス』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『BLISS ブリス』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):
スランプに陥った若き女流画家デジーは、家賃も払えず、画商との契約も打ち切られるなど追い詰められた日々を送っていた。創作の出口を見失った彼女は、危険な合成麻薬「ディアブロ」に手を出すことで、自身の現実と幻覚の境界を曖昧にし始める。やがて旧友コートニーと再会し、酒とドラッグに溺れ、記憶が飛ぶような奇妙な夜を過ごす。
承(展開):
ディアブロの効果か、デジーは再び創作の衝動に駆られ絵を描き始めるが、現実感が徐々に壊れていく。奇行が増し、血の幻覚に襲われるなど精神は崩壊寸前。コートニーとの関係も深まる一方で、彼女の異常性が露わになり、デジーは自身の身に何が起きているのかを探ろうとする。恋人クライヴとの関係も壊れ、孤立を深めるデジー。
転(転換):
デジーはついに理性を失い、ドラッグと暴力の果てに人々を殺し、その血を飲むようになる。コートニーの影響で吸血的存在へと変貌しつつあることが明らかになり、現実と幻覚が完全に混ざり合う中、彼女は創作に取り憑かれた狂気の道を突き進む。愛する者さえも手にかけ、ついには自殺を試みるが死ぬことすらできない。
結(結末):
全てを失ったデジーは、ついに吸血鬼の正体を現したコートニーと死闘を繰り広げ、勝利。血まみれのままキャンバスに向かったデジーは、執念のように絵を完成させる。その直後、朝日を浴びた彼女の身体は砕け散り、命と引き換えに芸術を成し遂げた。残されたのは、彼女自身を「闇の聖母」として描いた壮絶な作品と、大量の血痕だけだった。
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