【ネタバレ】『アパートメント』あらすじを起承転結で解説

この記事では、映画『アパートメント』を観た筆者が、映画『アパートメント』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。

【ネタバレ】映画『アパートメント』はどんな話？あらすじを起承転結で解説！

起（導入）：成功と孤独、そして奇妙な遭遇

仕事に情熱を注ぐセジンは、アパレルメーカーのチームリーダーとして活躍しつつも、広いアパートに一人で暮らす孤独な日々を送っていた。クリスマスイブの夜、駅のホームで赤い服の女に「寂しくない？」と話しかけられ、道連れに自殺されるという衝撃的な事件に巻き込まれたことで、彼女の日常は少しずつ狂い始める。

承（展開）：照明と死を結ぶ“9:56”の謎

事件の後、セジンは精神的に不安定な日々を過ごす。アパート内で出会った車椅子の少女ユヨンや向かいの棟の住人たちの様子に違和感を覚える中、夜9:56に向かいの部屋の照明が消えると誰かが死ぬというパターンに気づく。住人たちは一様に過去にユヨンを虐待していたことが次第に明らかになり、次々と怪死していく。

転（転換）：亡霊の復讐と明かされる真相

セジンは警察に協力しつつ、住人たちに照明を消さないよう警告するが理解されず、ユヨンに関する恐るべき真実が暴かれていく。ユヨンはかつて住人たちに虐待され、クリスマスイブに自殺した少女だった。空き部屋に潜んでいたホームレスのジョンスはユヨンの霊に憑依され、彼女の復讐を実行していたことが明かされる。

結（結末）：助けられなかった悔恨と新たな始まり

全てを知ったセジンはユヨンの霊と対峙し、自分もまた彼女を救えなかったひとりであることを痛感する。そして屋上から飛び降り自殺する。
その2ヶ月後、ヤン刑事が704号室に引っ越してくる。彼が窓から向かいを見ると、かつてユヨンを気にかけていたセジンの霊が静かに佇んでいた。