この記事では、映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』を観た筆者が、映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):
第二次大戦後の1947年・ベネチア。隠居中の名探偵ポアロは、旧友の作家オリヴァに誘われ、元オペラ歌手ロウィーナの屋敷で開かれる降霊会に参加。
目的は、霊能者のトリックを見破ることだったが、当日、霊媒師ジョイスが謎の死を遂げる。
嵐で屋敷に閉じ込められたポアロは、再び探偵として真相解明に乗り出す。
承(展開):
亡霊の噂が渦巻く中、ポアロは屋敷の関係者たちに事情聴取を開始。
娘を失った悲しみを抱えるロウィーナや、精神に不安を抱えた元従軍医フェリエ医師、元修道女の家政婦オルガ、そしてジョイスの助手ホランド姉弟など、それぞれに秘密があった。
やがてポアロは少女の幻影や不可解な出来事を体験し、自身の理性さえも揺らぎ始める。
転(転換):
聞き取りや観察を重ねるうちに、ロウィーナの屋上庭園で育てられていたシャクナゲのはちみつに毒性があること、
娘アリシアが母に操られていた可能性、さらにはポアロ自身にも幻覚が及んでいた事実が浮上。
続けてフェリエ医師が殺害され、真相に近づく中でポアロはついに犯人=ロウィーナであると断定。
ロウィーナはアリシアを自分から離れないようにするため毒を与え続け、
娘の死後、それを隠すためにジョイスや医師をも手にかけていたのだった。
結(結末):
罪を暴かれたロウィーナは、何者かに引き寄せられるようにしてバルコニーから転落死。それはアリシアの亡霊とも思える影の仕業だった。
事件後、医師の息子レオポルドは家政婦オルガに引き取られ、ポアロは彼が母を脅していたことを見抜いていた。
得た金をホランド姉弟の新生活支援に充てるよう勧め、事件は静かに終わりを迎える。
そして、ポアロはこの体験を経て、探偵業への復帰を決意する。
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