この記事では、映画『オフィスキラー』を観た筆者が、映画『オフィスキラー』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『オフィスキラー』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):抑圧された女の暴走の芽
1990年代、出版社に勤める地味で内向的な校閲係ドリーンは、不況によるリストラで在宅勤務に格下げされる。孤独な家庭環境と職場での冷遇の中、ある夜、職場で上司ゲイリーを感電死させてしまい、衝動的に死体を自宅の地下室に運び込む。これを機に、ドリーンの狂気が静かに芽を出す。
承(展開):殺意と“友情”が地下に増えていく
ゲイリーの失踪が話題となる中、ドリーンは更に社長バージニアを殺害し、地下室に“友人”として収容。殺人を繰り返しながら、死体と疑似的な家族・友情を築いていく。仕事では原稿の納品などで評価を得て逆に出世、対立していたキムは失職する。一方、表向きは明るく振る舞うドリーンは、ノラとの距離を縮めていく。
転(転換):正体露わと、加速する狂気
ノラに好意を抱くドリーンは彼女の不正を脅迫しつつ支配しようとし、かつての同僚キムはドリーンの異常性を訴えるも信じてもらえず孤立。ドリーンはノラを拉致し地下室へ連れ込み、同時に愛する母の死に直面し精神が限界を迎える。暴走は止まらず、ついに殺人を目撃したダニエルやノラにも手をかける。
結(結末):”職場の殺人鬼”の誕生
殺人が露見しそうになったドリーンは家に火を放って逃走。完全に変貌を遂げた彼女は、化粧を施し死体を助手席に乗せ、次なる職場へと向かう。静かに笑うその姿は、もう“孤独な内気女”ではなく、“職場のキラー”そのものであり、映画は不気味な余韻とともに幕を閉じる。
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