この記事では、映画『薮の中の黒猫』を観た筆者が、映画『薮の中の黒猫』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。
【ネタバレ】映画『薮の中の黒猫』はどんな話?あらすじを起承転結で解説!
起(導入):家族を失い、武士となった男の帰還
平安時代。農夫の八は、母と妻と暮らしていたが、ある日軍に無理やり徴兵され戦場へ。
3年後、戦功をあげて“藪銀時”として京に凱旋した八は、自由の身となり家に戻るも、家は焼け落ち、母と妻の姿もなかった。
承(展開):再会の幻と羅城門の怪異
京の都では侍が次々と惨殺される事件が発生。頼光は銀時に妖怪退治を命じる。
夜の羅城門で現れた女は、かつての妻・シゲそっくりで、導かれるまま藪の中の屋敷へ行くと、そこには母・ヨネに似た女もいた。
銀時は混乱しながらも、夜な夜なその女たちの元を訪れるようになる。
転(転換):妖怪の正体と揺れる愛情
実は2人は、生前に侍に凌辱され殺されたヨネとシゲの怨霊だった。
「全ての侍に復讐する」と誓って現世に留まっていたが、銀時との再会でシゲの心が変わり、契りを交わしてしまう。
霊としての誓いを破ったため、シゲは地獄へと堕ちてしまう。
結(結末):愛と呪いの終焉
ヨネは銀時に経を読んで成仏させてほしいと頼むが、銀時は彼女の正体が黒猫であると見抜き、片腕を斬って持ち帰る。
その後、神社に籠る銀時の元にシゲが巫女の姿で現れ、片腕を取り戻して消える。
正気を失った銀時は焼け跡の家へと向かい、力尽きて死を迎える。
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