【ネタバレ】『X エックス』あらすじを起承転結で解説

この記事では、映画『X エックス』を観た筆者が、映画『X エックス』のあらすじをネタバレありの起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。

【ネタバレ】映画『X エックス』はどんな話？あらすじを起承転結で解説！

起（導入）：恐怖の予兆と撮影クルーの訪問

1979年、テキサスの田舎で複数の死体が発見されるという衝撃的な事件の冒頭。そこから24時間前、セクシー映画の撮影のために女優マキシーンやプロデューサーのウェインら撮影クルーが農場へ向かう。道中で異様な空気を感じさせる描写が続き、不気味な雰囲気が漂い始める。家主のハワードとの不穏な出会いも、後の恐怖の序章となる。

承（展開）：静かに進む撮影と高まる違和感

クルーはポルノ撮影を開始し、表面的には順調に進むものの、農場の異様さや家主夫婦の不気味な様子が徐々に露わに。特に老女パールのマキシーンへの執着が不気味に描かれ、過去への執念や老いに対する嫉妬が静かに狂気を育てていく。また、撮影をめぐるクルー内の対立も物語の不穏さを強調する。

転（転換）：次々に始まる殺戮と狂気の顕在化

夜が更け、クルーのメンバーが一人また一人と恐怖に巻き込まれていく。RJが逃亡を試みるも、パールによって惨殺されるのを皮切りに、ウェイン、ロレイン、ジャクソン、ボビー＝リンと犠牲者が続出。ハワードとパールの異常な性愛、老いと若さへの執着が暴力となって炸裂し、農場は恐怖の館と化す。

結（結末）：唯一の生存者と衝撃の真相

マキシーンだけが生き残りを果たす。狂気に走る老夫婦を退け、血塗られた農場から脱出する。ラストでは、警察が現場に到着し、撮影されたフィルムから事件の断片を知る。ポルノ映画として始まった物語は、最終的に「ホラー映画のような惨劇」として認識され、物語は皮肉な結末を迎える。